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悲劇喜劇

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2018年3月の記事一覧

こんなに切ない役に今後出会えるだろうか。――井上芳雄 『アルカディア』(トム・ストッパード作)訳者あとがき公開!

こんなに切ない役に今後出会えるだろうか。――井上芳雄 『アルカディア』(トム・ストッパード作)訳者あとがき公開!



訳者あとがき 小田島恒志(英文学・翻訳)

 一九九三年、ロンドンのナショナルシアターで『アルカディア』が上演されるや、評判が評判を呼び連日大入りとなり、数々の演劇賞に輝いた。それだけではない。劇場に併設されているブックショップの上演台本(戯曲)売り上げ部数記録を塗り替えたのだ。これはつまり、多くの観客が「見て面白かった、けど、よくわからなかった。読んで確かめたい」と思ったことを意味している。

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17年間忘れられなかった戯曲を上演!「独弾流GARAGARADON」第二回公演『背中をみせて』

17年間忘れられなかった戯曲を上演!「独弾流GARAGARADON」第二回公演『背中をみせて』

「自分達が面白いと思う人達と面白い事をやって行く」をモットーにした、勝矢、寺中寿之、田上晃吉による演劇ユニット「独弾流GARAGARADON」の第二回公演『背中をみせて』が、このたび中野ザ・ポケットで上演される(3月21日~25日)。公演を記念し、演出をつとめる勝矢氏にインタビューを行なった。(取材・文=悲劇喜劇編集部)

——独弾流GARAGARADONの第二回公演に水上竜士の「背中をみせて」を

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