ハヤカワSF

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粘菌コンピュータによる「天皇機関」発明の幕開け。『ヒト夜の永い夢』お試し版

民俗学SFの俊英・柴田勝家氏が、稀代の博物学者である南方熊楠を通して粘菌コンピュータにより稼働する自動人形「天皇機関」発明の顛末を描いた一大昭和伝奇ロマン『ヒト夜の永い夢』。その冒頭を掲載いたします。

 天上から花が降り注ぐ。
 赤いもの、黄色いもの。極彩色の花々が灰色の空を舞い、地上へと落ちていく。それらは通りを埋め尽くす観衆の頭にも積もっていくが、彼らはそんなものお構いなし、実に楽しげな表情

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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