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ハヤカワSF

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ハヤカワ文庫SFや、新ハヤカワ・SF・シリーズなどの話題作品の解説、試し読みを公開中。
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#ハヤカワ文庫

実現しなかったアポロ18号を題材にして宇宙飛行士が描いた、衝撃の改変歴史SFスリラー。クリス・ハドフィールド『アポロ18号の殺人』、中村融氏による解説

実現しなかったアポロ18号を題材にして宇宙飛行士が描いた、衝撃の改変歴史SFスリラー。クリス・ハドフィールド『アポロ18号の殺人』、中村融氏による解説

ハヤカワ文庫SFより8/3発売のクリス・ハドフィールド『アポロ18号の殺人』(中原尚哉訳)の舞台は、アポロ18号の打ち上げがせまった1973年のアメリカが舞台。ここでピンとくる方もいらっしゃるはず。アメリカNASAによるアポロ計画は、史実ではアポロ17号まで実地されました。歴史改変SFmp本書では、米ソ冷戦下に、軍事目的で最後のアポロ月着陸ミッションとしてアポロ18号が飛び立とうとしています。しか

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【一部抜粋】ローカス賞受賞、驚異のノンストップ・ゴシック・ファンタジイ、タムシン・ミュア『ギデオン-第九王家の騎士-』発売中! 

【一部抜粋】ローカス賞受賞、驚異のノンストップ・ゴシック・ファンタジイ、タムシン・ミュア『ギデオン-第九王家の騎士-』発売中! 

 ハヤカワ文庫FTより発売中のガタムシン・ミュア『ギデオン-第九王家の騎士-』(月岡小穂訳)は、ローカス賞第一長篇部門を受賞した、話題の死と魔法のファンタジイです。
 帝国の皇帝の配下の第二から第九の8つの王家。死霊術で帝国を支配する不死の皇帝が、各王家の後継者とその騎士を第一王家の惑星に呼び寄せます。帝国の墓守たる第九王家からやってきたのは、腕利きだが口の悪い女騎士ギデオンと、王家の姫君で稀代の

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Amazonオリジナルドラマ『ホイール・オブ・タイム』配信間近! 原作は10/29発売!

Amazonオリジナルドラマ『ホイール・オブ・タイム』配信間近! 原作は10/29発売!

ドラマ『ホイール・オブ・タイム』が、Amazon Prime Videoにて2021年11月19日(金)より配信が始まる。ドラマの原作は、過去に〈時の車輪〉シリーズとしてハヤカワ文庫FTから刊行されていた、ロバート・ジョーダンの大河ファンタジイ小説シリーズ。

ドラマでは、ロザムンド・パイクが主演し、モイレイン役のほか、プロデューサーも兼任。ほかにダニエル・ヘニー、マルクス・ラザフォードが出演。ク

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スタニスワフ・レム生誕100周年記念グッズ書店販売開始します! 限定ホログラムカバー版『ソラリス』&連動Tシャツ&ブックトートバッグ!

スタニスワフ・レム生誕100周年記念グッズ書店販売開始します! 限定ホログラムカバー版『ソラリス』&連動Tシャツ&ブックトートバッグ!

展開予定店舗リストを公開します。展開開始時期は2021年10月中旬以降。
在庫状況については、書店様各店にご確認ください。

宮城 丸善仙台アエル店
千葉 ときわ書房本八幡スクエア店プラスゲオ
茨城 未来屋書店つくば店
東京 紀伊國屋書店新宿本店
東京 ブックファースト新宿店
東京 明屋書店中野ブロードウェイ店
東京 書泉ブックタワー
東京 書泉グランデ
東京 東京堂書店神田本店
東京 ジュンク堂

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映画『DUNE/デューン 砂の惑星』公開記念! 〈デューン〉の世界を知ろう!

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』公開記念! 〈デューン〉の世界を知ろう!

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が10月15日に日本で公開される。フランク・ハーバートの小説『デューン 砂の惑星』の二度目の映画化だ。映画をより楽しむために参考になるかと思い、ここで〈デューン〉の世界の理解を深めるために、小説に登場するキーワードをまとめてみた。

小説版『デューン 砂の惑星〔新訳版〕』(酒井昭伸 訳)下巻巻末の用語集を参考に構成しなおし、あいうえお順に並べている。

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【3月末まで】『裏世界ピクニック』TVアニメ化記念、豪華読者プレゼントが当たる書店フェアを開催中!

【3月末まで】『裏世界ピクニック』TVアニメ化記念、豪華読者プレゼントが当たる書店フェアを開催中!

この現実と隣り合わせで謎だらけの〈裏世界〉をめぐる、ネット怪談×女子ふたり怪異探検サバイバル『裏世界ピクニック』。

宮澤伊織さんによる原作小説も、3月17日に発売の第6巻によりコミック版も合わせたシリーズ累計が50万部に到達!

「裏世界ピクニック アニメ化記念フェア」は全国主要書店にて、2021年3月までの予定で開催中です! 既刊の1~4巻が、この期間限定でアニメイラストが掲載された全面帯で展

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「動くもの」しか見えなくなる未知の難病。第8回ハヤカワSFコンテスト受賞作『ヴィンダウス・エンジン』、冒頭70pを一挙公開!

「動くもの」しか見えなくなる未知の難病。第8回ハヤカワSFコンテスト受賞作『ヴィンダウス・エンジン』、冒頭70pを一挙公開!

第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作、十三不塔『ヴィンダウス・エンジン』が11月19日発売。本作の冒頭70pを一挙公開します。また、同分量の電子書籍お試し版も同時リリース。このnote版は仕様上(サイバーパンクの魂とも言える)ルビの一部を省略していますので、ご利用可能ならぜひ以下のお試し版もDLしてみてください。

第1部 釜山
1 僕の世界へようこそ。
 想像してみて欲しい。朝、窓を開け放つ

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『サイバー・ショーグン・レボリューション』刊行! 〈ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン〉シリーズ完結篇

『サイバー・ショーグン・レボリューション』刊行! 〈ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン〉シリーズ完結篇

2020年9月17日にピーター・トライアス『サイバー・ショーグン・レボリューション』が刊行されます。

ご存じ『ユナイテッド・ステイツ・ジャパン』は、第二次大戦で日独が勝利し、巨大ロボット「メカ」が闊歩する日本統治下のアメリカを舞台にした作品で、フィリップ・K・ディック『高い城の男』×『パシフィック・リム』と大きな話題を呼び、続篇の『メカ・サムライ・エンパイア』とともに、星雲賞海外長編部門を連続受

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【いよいよ4月13日まで】『三体』も、『三つ編み』も、『ミレニアム6』も。国内外約1,000作品が最大50%割引、 「春のハヤカワ電子書籍祭」開催中!

【いよいよ4月13日まで】『三体』も、『三つ編み』も、『ミレニアム6』も。国内外約1,000作品が最大50%割引、 「春のハヤカワ電子書籍祭」開催中!

現在開催中のKindle限定電子書籍セール「春のハヤカワ電子書籍祭」。全1,000点超え、ミステリからSF、海外文芸からノンフィクションまで、自信を持ってお薦めする作品を集めて、早川書房が最大規模でお贈りするこのセールも、いよいよ残り日数を数えるほうが早くなってきました。
実施期間は4月13日(月)まで。Kindleストア限定、最大50%割引で読者のみなさまにお届けしています。

早川書房最大規模

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「2010年代のSFを語る」飛浩隆さん×小川一水さん×大森望さん×日下三蔵さん トーク&サイン会 開催!

「2010年代のSFを語る」飛浩隆さん×小川一水さん×大森望さん×日下三蔵さん トーク&サイン会 開催!

2010年代、SFはまさに飛躍の時代を迎えました。国内ではベテラン作家がジャンルを牽引し、ハヤカワSFコンテストや創元SF短編賞出身者らに代表される新鋭たちの活躍が目立ちました。海外では〈新☆ハヤカワ・SF・シリーズ〉が海外の傑作群を紹介し、ケン・リュウと、彼が紹介する中国SFの世界、そして劉慈欣の存在が一層光を放っています。2010年代という時代に、SFは何を描いたのか。そして、2020年代のS

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フィリップ・K・ディックの短篇をそれぞれ一話完結のドラマにした「エレクトリック・ドリームズ」配信開始! 注目の中身を紹介

フィリップ・K・ディックの短篇をそれぞれ一話完結のドラマにした「エレクトリック・ドリームズ」配信開始! 注目の中身を紹介

 フィリップ・K・ディックの短篇作品をもとに、それぞれ一話完結のドラマにした、アメリカ・イギリス共同製作のSFドラマ・アンソロジー・シリーズ「フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ」。イギリスのチャンネル4で放送されたこのドラマ・シリーズ、日本ではAmazonビデオで配信されています。その各エピソードの原作をリストにしてご紹介します。
 ドラマを観てから原作も楽しむ/原作を読んでから

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アーシュラ・K・ル・グィン氏死去

アーシュラ・K・ル・グィン氏死去

 2018年1月22日、『闇の左手』、〈ゲド戦記〉シリーズなどで知られるアーシュラ・K・ル・グィン氏が、米オレゴン州ポートランドの自宅でお亡くなりになりました。享年88歳。
 アーシュラ・K・ル・グィンは1929年、カリフォルニア州バークレー生まれ。父親は文化人類学者アルフレッド・L・クローバー、母親は『イシ——北米最後の野生インディアン』の著作のある作家シオドーラ・クローバー。大学で文学を学び、

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「月面版ミッション・インポッシブル!」
アンディ・ウィアー最新作『アルテミス』、 評論家・大森望「文庫解説」先行公開

「月面版ミッション・インポッシブル!」 アンディ・ウィアー最新作『アルテミス』、 評論家・大森望「文庫解説」先行公開



※デビュー作『火星の人』が、「オデッセイ」のタイトルで映画化され大ヒットを記録。全世界で300万部を売り上げたアンディ・ウィアーの最新作『アルテミス』(小野田和子訳、2018/1/24)。本作の読みどころと作品のアイデアの一端を、SF翻訳・評論の第一人者・大森望氏による「解説」でご紹介します。

解説

大森 望(評論家)

 アンディ・ウィアーの第一長篇『火星の人』は、デビュー作としてはSF

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