ハヤカワSF

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傑作パンデミック小説の50年後を描く『アンドロメダ病原体―変異―』刊行! 幹細胞生物学者・八代嘉美氏が今読むべき理由を語る「解説」を全文公開

『ジュラシック・パーク』で現代に恐竜を蘇らせた、テクノスリラーの巨匠マイクル・クライトンが没したのは2008年。昨年2019年は、クライトンの出世作であるパンデミック小説の金字塔たる『アンドロメダ病原体』の原書が刊行されて50周年でした。

クライトンの遺族に認められ、『アンドロメダ病原体』の遺族公認の続篇を書くことになったのは、カーネギーメロン大学でロボティクスの博士号を取得した若きクライトンフ

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ありがとうございます!今日のおすすめは『息吹』です。
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SFM特集:コロナ禍のいま⑩ 津原泰水「SARS-CoV-2の物語」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。最終日の本日は、藤井太洋さん、津原泰水さんのエッセイを公開します。

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菊頭蝙蝠(キクガシラコウモリ)の細胞を住処にしていた或る構造体が人体という新天地を見出した、というのが僕が数週間に亘

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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SFM特集:コロナ禍のいま⑨ 藤井太洋「やってきていた未来と見逃した明日」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。最終日の本日は、藤井太洋さん、津原泰水さんのエッセイを公開します。

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 一月の十八日、私はリヨン図書館の司書室にいた。隣には夏笳(シアジア)が座り、テーブルの向こうからは、ロデリック・レ

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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SFM特集:コロナ禍のいま⑧ 林譲治「パンデミックの外と内の壁」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は長谷敏司さん、林譲治さんのエッセイを公開します。

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 SARS-CoV-2はなぜここまで拡大したのか? そこにはウイルス特性だけでなく、感染拡大が起こりやすい環境を人類は築いてきた

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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SFM特集:コロナ禍のいま⑦ 長谷敏司「生物相の片隅で焦土戦に参加する、あなたへ」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は長谷敏司さん、林譲治さんのエッセイを公開します。

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 今年の桜は、意外なほど長く花を留めました。春らしく芽吹く緑も、昨年と変わりはありません。
 新型コロナウイルス感染症(COVI

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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SFM特集:コロナ禍のいま④ 高山羽根子「2020年、1月の1週間、現在」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は北野勇作さん、高山羽根子さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。

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 台湾は今年2020年1月11日に総統選挙がある。台湾のそれは国民選挙で、しかも投票率が70%以上なので全

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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SFM特集:コロナ禍のいま③ 北野勇作 「よく見ておこう」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は北野勇作さん、高山羽根子さんのエッセイを公開。2名ずつ、毎日更新です。
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 フィクションではお馴染みと言ってもいい状況ではあるが、こんなことになるのか、というのが正直なところで、何に

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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SFM特集:コロナ禍のいま② 小川一水「災厄と思索について」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は上田早夕里さん、小川一水さんのエッセイを公開。以降2名ずつ、毎日更新です。

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 五月の晴れた日に強力な感染症が人類を滅ぼしていくSF小説「復活の日」で、故・小松左京は、滅亡に瀕した知

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ありがとうございます!今日のおすすめは『わたしを離さないで』です。
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SFM特集:コロナ禍のいま① 上田早夕里「川端裕人・著『エピデミック』に寄せて」

新型コロナウイルスが感染を拡大している情勢を鑑み、史上初めて、刊行を延期したSFマガジン6月号。同号に掲載予定だった、SF作家によるエッセイ特集「コロナ禍のいま」をnoteにて先行公開いたします。本日は上田早夕里さん、小川一水さんのエッセイを公開。以降2名ずつ、毎日更新です。
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 パンデミックを題材にしたフィクションは、国内海外を問わず数多く存在するが、今日はその中から、科学ジャー

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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『withコロナの時代』の男と女・セックスと恋愛――食べたい?食べられたい?小説『ピュア』刊行記念トーク

「もしも女が男を食べないと妊娠できない世界」になったら、あなたはどうする?ーー小説『ピュア』刊行記念 #食べたい食べられたい ハッシュタグ企画に寄せ、noteで人気記事を書き続ける新進気鋭の女性の書き手2人と、noteディレクターの志村優衣、そして作者の小野美由紀が「男を食べたい?食べられたい?」「現代社会のおける男女の生きづらさ」「アフターコロナの時代に恋愛はどう変わってゆくか」他、赤裸々に価値

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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