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ハヤカワSF

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ハヤカワ文庫SFや、新ハヤカワ・SF・シリーズなどの話題作品の解説、試し読みを公開中。
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2022年10月の記事一覧

【1位に輝くのはどの作品?】デビュー40周年記念・読者投票企画「草上仁が読みたい!」

【1位に輝くのはどの作品?】デビュー40周年記念・読者投票企画「草上仁が読みたい!」

『5分間SF』など、奇想天外なアイデアから生まれる短篇SFの名手として知られる作家の草上仁さん。じつは、ここ数年間ほぼ毎月1本のペースで新作をお送りいただいています。デビュー40周年の節目をむかえる今年は、草上さんの驚異の執筆ペースに少しでも近づきたい! そして読者の皆さまにもっと草上仁SFを楽しんでもらいたい! ということで、SFマガジン2022年12月号では、未発表短篇のなかから5篇を厳選し、

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SFマガジン12月号「カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集」特集解説:大森望

SFマガジン12月号「カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集」特集解説:大森望

『猫のゆりかご』、『タイタンの妖女』、『スローターハウス5』など、数々の傑作を残したSF作家、カート・ヴォネガット。その生誕100周年を記念し、SFマガジン12月号では「カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集」をお届けします。本欄では、同号掲載の大森望さんによる特集解説を再録いたします。

特集解説 大森望

 カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut)は、一九二二年十一月十一日、イン

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ヒューゴー賞2作連続受賞! 『平和という名の廃墟』冬木糸一氏解説公開

ヒューゴー賞2作連続受賞! 『平和という名の廃墟』冬木糸一氏解説公開

アーカディ・マーティーンの『平和という名の廃墟』がハヤカワ文庫SFより発売となりました。前作(2020年度)の『帝国という名の記憶』に続いてヒューゴー賞長篇部門を受賞、そしてローカス賞SF長篇部門を受賞した本作。前作では銀河帝国を揺るがす陰謀をみごとくぐりぬけた新任大使・マヒートでしたが、今作では思いも寄らぬファーストコンタクトに巻き込まれ……!? 相棒スリー・シーグラスとのバディも復活、あらたな

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【10/18『星霊の艦隊3』刊行記念】ゲームAI学者・三宅陽一郎氏の第3巻掲載解説を全文公開!

【10/18『星霊の艦隊3』刊行記念】ゲームAI学者・三宅陽一郎氏の第3巻掲載解説を全文公開!

山口優『星霊の艦隊』、3ヶ月連続刊行の完走を記念して、ゲームAI学者の三宅陽一郎氏の第3巻収録の解説を全文公開!
本書の人工知能アイデアと、SF設定の読みどころについて、文字数たっぷりで解説していただきました。

一部の読者に、設定が濃密過ぎる、と話題の『星霊の艦隊』。人工知能研究と哲学の接続を模索し「意識とは何か」を問い続ける三宅陽一郎氏が、本書の人工知能設定のユニークさと読みどころ、今読むべき

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SFマガジン12月号「カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集」内容紹介

SFマガジン12月号「カート・ヴォネガット生誕100周年記念特集」内容紹介

世界中で愛される作家、カート・ヴォネガット。1922年11月11日にインディアナ州インディアナポリスで生まれ、2007年に没したヴォネガットは『猫のゆりかご』『タイタンの妖女』『スローターハウス5』など多くの傑作を残してきました。その足跡を生誕100周年のいま振り返ります。

幻の未完作「ロボットヴィルとキャスロウ先生」&舌鋒鋭いエッセイ「最後のタスマニア人」というふたつの本邦初訳作品に加えて、1

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