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ハヤカワSF

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ハヤカワ文庫SFや、新ハヤカワ・SF・シリーズなどの話題作品の解説、試し読みを公開中。
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2022年5月の記事一覧

AI技術者、SFを書く。竹田人造インタビュー

AI技術者、SFを書く。竹田人造インタビュー

新作『AI法廷のハッカー弁護士』の発売を記念して、著者の竹田人造さんにインタビューを行いました。本職のデータサイエンティストがSF小説を書いた理由、AIが人の何を変えるか、魅力的なキャラクターの作り方、現実での裁判の面白さなど盛りだくさんの内容です。(聞き手&構成:担当編集)

■データサイエンティスト、作家になる

――竹田さんは2020年の第8回ハヤカワSFコンテストにて『人工知能で10億ゲ

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AI裁判官vs不敗弁護士の特殊設定ミステリ! 『AI法廷のハッカー弁護士』試し読み

AI裁判官vs不敗弁護士の特殊設定ミステリ! 『AI法廷のハッカー弁護士』試し読み

もしも、AIが裁判の判決を下すようになったら?――AI裁判官が導入された日本を舞台とするSFミステリ連作『AI法廷のハッカー弁護士』が刊行されました。作者は第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』の竹田人造さん。

SF作家が描くAI時代の法廷ミステリ、本ページで試し読みを公開! ハッカー弁護士の活躍をどうぞお楽しみください。

【作品概要&登場人物

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Vtuberとオタク、リアルな「いま」の物語。『鈴波アミを待っています』(評・宮澤伊織)

Vtuberとオタク、リアルな「いま」の物語。『鈴波アミを待っています』(評・宮澤伊織)

推しの失踪をめぐるVtuber小説、塗田一帆『鈴波アミを待っています』。SFマガジン6月号に掲載された作家の宮澤伊織さんによる書評を再録します。

Vtuberとファンのリアルな「いま」
宮澤伊織

 バーチャルYouTuber、略してVtuber。その語源が示すように、動画配信サイトで、自分の姿をアバターに託して活動する配信者と考えてとりあえず間違いはない。総人口は1万人を超えて久しく、この定義

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