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原尞

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直木賞作家・原尞の特集ページ。
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2018年1月の記事一覧

2月1日午前0時より原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』無料全文連載スタート!

早川書房公式noteにて、2月1日より沢崎シリーズ第1作『そして夜は甦る』の連載を開始いたします。 全36章からなる本作を、平日の午前0時に1章ずつ公開していきます。 沢崎シリーズ読者は、魅力の再発見とおさらいの機会として、またシリーズ未読の方は原尞ワールドに触れるきっかけとして連載をお楽しみください。 第1章はこちらから→● 『そして夜は甦る』4月上旬にポケミス版刊行!もともとポケミスでの刊行を想定した2段組み体裁の持ち込み原稿だった本作。デビュー30周年を記念して

1月25日発売のミステリマガジン「原尞読本」特集で、原尞最新作『それまでの明日』に備えよ!

伝説の男が帰ってきた。その男――原尞のデビューは1988年にさかのぼります。原尞の処女作にして〈私立探偵・沢崎〉シリーズ第1作『そして夜は甦る』は、『このミステリーがすごい!』で国内編の2位にランクインし、山本周五郎賞にノミネートされました。続いて、翌年発表した第2作『私が殺した少女』で、『このミス』1位、直木賞を受賞という快挙を成し遂げ、原尞の名は不動のものとなります。レイモンド・チャンドラーに深く傾倒する原尞の作風はハードボイルドの正統の香気に溢れ、その緻密な構成は沢

ミステリマガジン2018年3月号「原尞読本」特集の著者インタビュー冒頭を先行掲載!

14年ぶりの新作――14年ぶりの新作『それまでの明日』が3月に刊行になります。前作の『愚か者死すべし』のときに、「早く書く術(すべ)を身につけた」とおっしゃったように記憶していますが、これだけ長い歳月を費やしたのはどのような背景があってのことでしょう。 原 第一には自分が遅筆で作品が少ないということを大変申し訳なく思っています。もう少しいいペースで読者に提供したい、もっといいものを書きたい、早く多く書きたいという思いは常に頭にありました。読んでくださっている方が望外に多

【著者紹介】原尞(はら・りょう)、その7つの伝説とは?

原尞(はら・りょう) 1946年佐賀県鳥栖生まれ。 九州大学文学部美学美術史科を卒業。70年代はおもにフリージャズのピアニストとして活躍。30歳ころから意識的に翻訳ミステリを乱読し、とくにレイモンド・チャンドラーに心酔した。1988年に私立探偵・沢崎が初登場するハードボイルド長篇『そして夜は甦る』で日本のミステリ界に颯爽とデビュー。日本の風土にハードボイルドを定着させた優秀作として高い評価を得た。89年の第2作『私が殺した少女』で第102回直木賞を受賞。1990年に6つ

原尞、14年ぶりの新刊『それまでの明日』、2018年3月1日発売決定!

沢崎シリーズ、14年ぶりの最新作 デビュー30周年記念作品 原尞『それまでの明日』 2018年3月1日発売/本体1800円+税/四六判上製(書影をクリックするとAmazonページにジャンプ) ミステリ界の生ける伝説ともいえる作家・原尞。1988年に私立探偵・沢崎が初登場するハードボイルド長篇『そして夜は甦る』で日本のミステリ界に颯爽とデビュー。89年の第2作『私が殺した少女』で第102回直木賞を受賞。その後も寡作ながら『天使たちの探偵』『さらば長き眠り』『愚か者死すべし