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#フランス文学
フランスの高校生が選ぶルノードー賞、アメリカの学生が選ぶゴンクール賞受賞! 第二次世界大戦中、フランスのユダヤ人家族に起こった悲劇を描く傑作長篇『ポストカード』(アンヌ・ベレスト/田中裕子訳)「訳者あとがき」公開
2023年8月2日水曜日、第二次世界大戦中、フランスに住むユダヤ人家族の、知られざる真実を描いた長篇小説『ポストカード』(アンヌ・ベレスト/田中裕子訳)を早川書房から刊行いたします。こちらのnoteでは、訳者の田中裕子さんによる「訳者あとがき」を公開いたします。
訳者あとがき
本書『ポストカード』は、フランスで二〇二一年八月にグラッセ社より刊行されたLa carte postale の全訳で
8月2日発売『ポストカード』(アンヌ・ベレスト/田中裕子訳)の書影が公開されました。
2023年8月2日水曜日、第二次世界大戦中のフランスのユダヤ人家族の知られざる歴史を描いた長篇小説『ポストカード』(アンヌ・ベレスト/田中裕子訳)を早川書房から刊行いたします。刊行に先立ち、こちらのnoteでは書影を公開いたします。
カバーには、荻原美里さんがパリの街並みを描かれた絵と、実際に著者のアンヌ・ベレストの母親のもとに届いたポストカードを採用しました。
フランスの高校生が選ぶルノード
3/7(火)発売! 第1回日本の学生が選ぶゴンクール賞受賞『うけいれるには』(クララ・デュポン=モノ/松本百合子訳)の野崎歓氏による解説公開
早川書房から、第1回日本の学生が選ぶゴンクール賞を受賞した『うけいれるには』(クララ・デュポン=モノ/松本百合子訳)が3月7日(火)発売されます。フランス文学界最高の権威とされるゴンクール賞の最終選考に残った他、フランス三大文学賞の一つ、フェミナ賞を受賞。フランスでは他にもランデルノー賞や高校生が選ぶゴンクール賞を受賞しました。2021年から日本で始まった初めての取り組み、「日本の学生が選ぶゴンク
もっとみる全米図書賞翻訳部門受賞!『ソクチョの冬』(エリザ・スア・デュサパン/原正人訳)の「訳者あとがき」公開のお知らせ
早川書房から1月24日、スイスの作家エリザ・スア・デュサパンによる『ソクチョの冬』(エリザ・スア・デュサパン/原正人訳)が刊行となりました。フランスと韓国にルーツを持ち、現在はスイスで執筆し、マルグリット・デュラスの再来と言われる作家による、デビュー作にして全米図書賞翻訳部門を受賞した話題作です。北朝鮮国境近くのソクチョにやってきたフランス人のバンド・デシネ作家と、旅館で働く韓仏ミックスの女性が出
もっとみるアニー・エルノー既刊単行本4作、電子書籍版先行配信開始!
本年度ノーベル文学賞受賞作家、アニー・エルノーの既刊単行本4点、『凍りついた女』『場所』『戸外の日記』『ある女』の電子書籍版を配信開始しました。紙版の書籍については11月下旬重版出来予定ですが、それに先駆けての先行配信となります。ぜひチェックしてみてください!
Kindleの商品ページへのリンクを紹介しますが、他の電子書籍ストアでも順次配信が始まります。普段お使いの電子書籍ストアをお持ちのかたはそ
11月2日発売『京都に咲く一輪の薔薇』(ミュリエル・バルベリ/永田千奈訳)訳者あとがき公開
11月2日に早川書房から発売される『京都に咲く一輪の薔薇』。世界中で200万部を超えるベストセラーとなった『優雅なハリネズミ』の著者ミュリエル・バルベリの14年ぶり、待望の邦訳です。
訳者あとがき
一週間でひとは変われるものだろうか。変われる、と本書を訳していて思った。そうあってほしいと切に願った。
本書は、Une rose seule, Muriel Barbery, Actes Sud
祝! ノーベル文学賞受賞! アニー・エルノー『シンプルな情熱』(堀茂樹訳)増刷&既刊単行本4作も重版中! 『嫉妬/事件』(堀茂樹・菊地よしみ訳)10月26日発売!
スウェーデン・アカデミーは10月6日、「個人の記憶の根源と離反、集団的な抑制を勇気と冷静な鋭さで体現している」として、2022年のノーベル文学賞がフランスの作家アニー・エルノー氏に授与されると発表しました。エルノー氏は、自らの体験を色濃く反映した自伝的な小説オートフィクションの名手として知られ、近年、代表作『シンプルな情熱』と『事件』が映画化され、ふたたび高い注目を集めています。本noteでは、弊
もっとみる9月14日発売『翼っていうのは噓だけど』(フランチェスカ・セラ/伊禮規与美訳)訳者あとがき公開!
早川書房から、9月14日に『翼っていうのは噓だけど』(フランチェスカ・セラ/伊禮規与美訳)が発売されます。フランスで最も権威ある新聞《ル・モンド》が主催する文学賞ル・モンド文学賞をデビュー作にして受賞した話題作です。作中SNSの会話が多用され、フランスの高校生のリアルなSNS事情が垣間見える本作。翻訳を担当された伊禮規与美さん(禮の字は、正しくは「ネ」に「豊」です)の「訳者あとがき」を特別に公開い
もっとみる『アポカリプス・ベイビー』の著者、ヴィルジニー・デパントの紹介
10月19日発売の『アポカリプス・ベイビー』(ヴィルジニー・デパント/齋藤可津子訳)。著者のヴィルジニー・デパントは、フランスでは知らない人がいないほどの有名作家で、代表作の〈ヴェルノン・クロニクル〉シリーズは、フランスで100万部以上を売り上げた大ヒット作です。
そんなフランスの国民的作家が書いた『アポカリプス・ベイビー』はシスターフッドとバディものを合わせた小説として、人口が日本の約半分のフ
ヴィルジニー・デパント『アポカリプス・ベイビー』の訳者齋藤可津子さんによる訳者あとがきを特別公開!
10月19日に早川書房から刊行される『アポカリプス・ベイビー』(ヴィルジニー・デパント、齋藤可津子訳)。発売前に、特別に訳者あとがきを公開いたします。『キングコング・セオリー』などのエッセイで知られるヴィルジニー・デパントはどんな作家で、『アポカリプス・ベイビー』はどんな小説なのか? 小説の核心に触れるネタバレなしの訳者あとがきです。
訳者あとがき
アポカリプスとは神とサタンの最終戦争ハルマ
10月19日発売の『アポカリプス・ベイビー』(ヴィルジニー・デパント著)書影公開です!
私立探偵と調査員の凸凹コンビが活躍するシスター・バディ小説が10月19日に早川書房から刊行されます。刊行に先駆け、『アポカリプス・ベイビー』の書影が公開されました。
帯を付けたときと帯を外したとき、表情が全く異なるカバーを楽しめるのは紙の本ならでは。ぜひお近くの書店でご予約ください。
あらすじ
パリの調査会社に勤めるルーシーは、30代半ばになってもぱっとしない自分の生活や仕事に嫌気がさしていた