海外文芸

125

「言うなれば、疾走するエンターテインメント不条理小説。巻を措く能わずのおもしろさである」――J・M・クッツェー『イエスの学校時代』訳者あとがき(鴻巣友季子)

ノーベル文学賞作家J・M・クッツェーの最新刊『イエスの学校時代』(鴻巣友季子訳)は好評発売中です。本作は2016年に刊行の『イエスの幼子時代』の続篇にあたります。本記事では、翻訳者の鴻巣友季子さんによる、著者J・M・クッツェーの作品変遷と本作についての解説を掲載します。

訳者あとがき

 本書は、J・M・クッツェーによる The Schooldays of Jesus(2016年)の全訳である。

もっとみる
ありがとうございます!『これからの「正義」の話をしよう』もおすすめです
43

ノーベル文学賞作家オルハン・パムク第10長篇小説『赤い髪の女』好評発売中

『わたしの名は赤』『無垢の博物館』などで知られるノーベル文学賞作家オルハン・パムクの第10長篇『赤い髪の女』(原題 Kırmızı Saçlı Kadın, 2016)は早川書房より発売中です。

『赤い髪の女』オルハン・パムク/宮下遼訳

【あらすじ】

父に捨てられた子と、井戸掘りの親方。
2人の前にその女が現れたとき、すでに悲劇ははじまっていた。

***

ある晩、父が失踪した。少年ジェム

もっとみる
ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
27