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海外文芸

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30社以上に出版を断られた作品がブッカー賞受賞!?  100万部突破の話題作『シャギー・ベイン』の訳者あとがき。

30社以上に出版を断られた作品がブッカー賞受賞!?  100万部突破の話題作『シャギー・ベイン』の訳者あとがき。

 早川書房では、イギリスで最も権威のある文学賞の一つであるブッカー賞をデビュー作にして受賞した『シャギー・ベイン』を4月20日に刊行します。本書はブッカー賞受賞に加え、全米図書賞の最終候補作になり、2021年の全英図書賞の年間最優秀作品賞も受賞。原書は英語圏のみで既に100万部を売り上げ、英米の文学界で高い評価を得ている注目作です。

実は本作は、30社以上の出版社に断られた末に、ようやく一社との

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『キングコング・セオリー』のヴィルジニー・デパントが贈る長篇小説。『アポカリプス・ベイビー』10月刊行

『キングコング・セオリー』のヴィルジニー・デパントが贈る長篇小説。『アポカリプス・ベイビー』10月刊行

早川書房では、10月19日に『アポカリプス・ベイビー』を刊行いたします。この小説は、エッセイ『キングコング・セオリー』(柏書房、2020年、相川千尋訳)が去年日本でも話題になった、フランス人作家ヴィルジニー・デパントによる、女性バディが活躍するシスターフッドものの長篇小説です。フランスで20万部超の売り上げを記録し、フランスの権威ある文学賞、ルノードー賞も受賞したベストセラーの日本語訳が満を持して

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日経新聞書評「的確な描写と緊張感が小説の力を伝える」(蜂飼耳さん)、『消失の惑星』書評・感想まとめ

日経新聞書評「的確な描写と緊張感が小説の力を伝える」(蜂飼耳さん)、『消失の惑星』書評・感想まとめ

ロシア極東の街で起きた、幼い姉妹の失踪事件。その事件を中心に、13人の女性たちの12か月を描く小説『消失の惑星』(ジュリア・フィリップス、井上里訳)。
発売からひと月が経ち、熱い書評・感想が書かれていますので紹介します。

『消失の惑星【ほし】』
ジュリア・フィリップス、井上里 訳
早川書房

日本経済新聞(3月20日)で、詩人の蜂飼耳さんによる書評が掲載。「13章の物語は、独立したものとして読め

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〈高校生が選ぶルノードー賞〉受賞作。「普通ではない」とみなされた女性たちを描く歴史小説『狂女たちの舞踏会』

〈高校生が選ぶルノードー賞〉受賞作。「普通ではない」とみなされた女性たちを描く歴史小説『狂女たちの舞踏会』

 フランスで〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞した長篇小説『狂女たちの舞踏会(原題:Le bal des folles)』を4月に早川書房から刊行します。

●『狂女たちの舞踏会』とは
 2019年8月に刊行され、その年の〈高校生が選ぶルノードー賞〉を受賞したフランス人作家ヴィクトリア・マスのデビュー長篇。現在フランスのみで20万部を突破し、メラニー・ロラン主演・監督で映像化も決定している注目作で

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