ハヤカワ・ミステリ

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ノート

特集『コールド・コールド・グラウンド』⑤ 発見された奇妙な死体の謎とは?

大好評発売中の『コールド・コールド・グラウンド』より、前回の試し読みの続きを掲載いたします。

(承前)
「なるほど。場所は?」
「バーン・フィールド。テイラーズ・アベニューのそばだ。知っとるかね?」
「あい。警部は現場ですか?」
「今はフェアリーマウントのレディのお宅で電話を借りてる」
「レズのウケ(フェアリーレディ)、ですか?」
「いいからさっさと来い、馬鹿たれが」
「十分で行きます」
 電話

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特集『コールド・コールド・グラウンド』④――音楽が聴こえてくるミステリだ【評者:糸田屯】

大好評発売中のエイドリアン・マッキンティ『コールド・コールド・グラウンド』のレビューを掲載! 今回はライターの糸田屯氏に、本書を彩るミュージックの切り口から語っていただきました! 作中のマニアックな音楽嗜好から垣間見える、ショーン・ダフィの個性とは?

今の俺に必要なのは? レッド・ツェッペリン、アンダートーンズ、ザ・クラッシュ、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、AC/DC、モーターヘッ

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特集『コールド・コールド・グラウンド』③ ――何が起きてもおかしくない、極限状態の警察小説【評者:小財満】

大好評発売中のエイドリアン・マッキンティ『コールド・コールド・グラウンド』のレビューを掲載! 書評ライターの小財満氏に、警察小説とノワールの観点から本書を熱く語っていただきました!

 我々が警察小説と呼んでいるもの。その大半は殺人事件——被害者の発見の場面から始まる。それが連続殺人であればなおのこと 。だがどんな社会においても起こりうるはずの連続殺人事件が、世界を見渡せば”成立しえない“という特

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特集『コールド・コールド・グラウンド』② 物語は暴動の真っ只中から始まる――冒頭部公開!

大好評発売中! 激動の北アイルランドを描いた大型警察小説『コールド・コールド・グラウンド』の特別試し読みを掲載いたします。
 舞台は紛争下の1981年の英国領北アイルランド。カソリック系武装組織〈IRA〉の囚人が行っていたハンガーストライキ(※断食による抗議活動)でついに死者が発生してしまったことから、英国へのカソリック系住民の怒りが爆発してしまいます。ベルファスト近郊で暴徒と化した彼らを鎮圧すべ

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特集『コールド・コールド・グラウンド』① 大型警察小説 刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ開幕!

海外ミステリの話題作、エイドリアン・マッキンティの刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ第一作『コールド・コールド・グラウンド』がいよいよ発売となりました。

◆切断された右手、謎のオペラの楽譜、そして殺人鬼からの挑戦状——!?
 1981年。暴動に揺れる北アイルランドで発生した奇怪な事件。被害者の体内からはプッチーニのオペラ《ラ・ボエーム》の楽譜が発見され、現場には切断された別人の右手が残されていた。

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