ハヤカワ・ミステリ
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本
10周年記念〈機龍警察〉オフィシャル・ガイド
2010年にスタートした大河警察小説シリーズ〈機龍警察〉。今年は、シリーズ開始&月村了衛氏の小説家デビュー10周年にあたります。10周年を記念して、ミステリマガジン(奇数月25日発売)では、最新長篇『機龍警察 白骨街道』を連載。そして12月3日には、吉川英治文学新人賞受賞のシリーズ第3作『機龍警察 暗黒市場』(上・下)をハヤカワ文庫から刊行しました。初めての方にもぜひ手に取って、この今世紀最大の警
もっとみる特集『コールド・コールド・グラウンド』⑤ 発見された奇妙な死体の謎とは?
大好評発売中の『コールド・コールド・グラウンド』より、前回の試し読みの続きを掲載いたします。
(承前)
「なるほど。場所は?」
「バーン・フィールド。テイラーズ・アベニューのそばだ。知っとるかね?」
「あい。警部は現場ですか?」
「今はフェアリーマウントのレディのお宅で電話を借りてる」
「レズのウケ(フェアリーレディ)、ですか?」
「いいからさっさと来い、馬鹿たれが」
「十分で行きます」
特集『コールド・コールド・グラウンド』④――音楽が聴こえてくるミステリだ【評者:糸田屯】
大好評発売中のエイドリアン・マッキンティ『コールド・コールド・グラウンド』のレビューを掲載! 今回はライターの糸田屯氏に、本書を彩るミュージックの切り口から語っていただきました! 作中のマニアックな音楽嗜好から垣間見える、ショーン・ダフィの個性とは?
今の俺に必要なのは? レッド・ツェッペリン、アンダートーンズ、ザ・クラッシュ、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、AC/DC、モーター