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ハヤカワ・ミステリ

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「ハヤカワ・ミステリ」及び「ハヤカワ・ミステリ文庫」の話題作品の解説、試し読みを公開中。
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#警察小説

【募集は終了しました】世界最大のミステリ文学賞〈エドガー賞〉の歴代受賞作の中でも大傑作! 大作『真珠湾の冬』が一足先に読めるゲラ読みキャンペーン募集!

【募集は終了しました】世界最大のミステリ文学賞〈エドガー賞〉の歴代受賞作の中でも大傑作! 大作『真珠湾の冬』が一足先に読めるゲラ読みキャンペーン募集!

早川書房は2022年12月6日に『真珠湾の冬』(原題:FIVE DECEMBERS)を刊行します。本書は本年に世界最大のミステリ文学賞のエドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)最優秀長篇賞を受賞。〈ニューヨーク・タイムズ〉など各書評誌紙の年間ベストミステリに選出されました。スティーヴン・キングやデニス・ルヘインなど歴代エドガー賞受賞作家たちも激賞した本書は、真珠湾攻撃直前のハワイで起きた連続殺人の真

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二〇二二年の早川書房の翻訳ミステリ&NVラインナップから大注目作をご紹介!

二〇二二年の早川書房の翻訳ミステリ&NVラインナップから大注目作をご紹介!

あけましておめでとうございます。
二〇二二年に刊行予定の翻訳ミステリ&NV作品ラインナップのなかから、一部をご紹介いたします。今年の早川書房は大作・話題作がドシドシ登場!
※タイトルは一部を除き原題および仮題です。

○絶対に読んでいただきたい話題作が勢ぞろい!

『We Begin at the End』クリス・ウィタカー/鈴木 恵 訳

英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールド・ダガー賞を筆頭に

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警察小説の草分け! エド・マクベインの〈87分署シリーズ〉が電子書籍で一挙復刊

警察小説の草分け! エド・マクベインの〈87分署シリーズ〉が電子書籍で一挙復刊

エド・マクベインの代表作〈87分署シリーズ〉は、ニューヨークを模した架空の都市アイソラを舞台に、スティーブ・キャレラら刑事達が犯罪捜査を行う警察小説です。指紋の検出や報告書の作成などリアルな捜査方法を基にした描写はもちろん、87分署の刑事をはじめとする人間味あふれるキャラクター造形に優れた本シリーズ。警察小説の草分け的作品として人気を博し、長年に渡り愛されました。

〈87分署シリーズ〉は、アメリ

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【ゲラ読み書店員さん募集中!】2021年8月刊 月村了衛『機龍警察 白骨街道』

【ゲラ読み書店員さん募集中!】2021年8月刊 月村了衛『機龍警察 白骨街道』

吉川英治文学新人賞や日本SF大賞などさまざまな賞に輝く機龍警察シリーズ。その最新作である『機龍警察 白骨街道』を8月に刊行します。
刊行に先立ち、新作のゲラをお読みいただける書店員さんを募集しています! 詳しくは本記事の下部まで!

■あらすじ
警視庁特捜部に新たな指令が下る。ミャンマーの紛争地で確保された国外逃亡犯・君島の引き渡しを特捜部の搭乗員である傭兵たち──姿、ユーリ、ライザにやらせろとい

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こんなにすごい!〈機龍警察〉シリーズ受賞歴・ランキング一覧

こんなにすごい!〈機龍警察〉シリーズ受賞歴・ランキング一覧

8月18日に最新作『機龍警察 白骨街道』(月村了衛 著/予価1980円(税込)/ハヤカワ・ミステリワールド/四六判上製)が出る前に、この途轍もなく面白い大河警察小説シリーズの華麗なる受賞歴とランキングの戦績をおさらいしていきましょう。

栄光のはじまりは、シリーズ第2弾『機龍警察 自爆条項』からでした。

第33回日本SF大賞受賞《このミステリーがすごい!2012年版》
国内編第9位

シリーズ第

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【特報】究極の大河警察小説シリーズ第6弾『機龍警察 白骨街道』8月18日発売!

【特報】究極の大河警察小説シリーズ第6弾『機龍警察 白骨街道』8月18日発売!

《ミステリマガジン》連載最終回で大きな反響を呼んだ『機龍警察 白骨街道』が2021年8月18日に刊行が決定しました。
デビュー11 年にして、すでに本シリーズで吉川英治文学新人賞・日本SF 大賞に輝き、さらに他でも大藪春彦賞、日本推理作家協会賞、山田風太郎賞と制してきた月村了衛氏の、すべてを詰め込んだ、現時点の集大成、最高傑作にして、新たなる代表作の誕生です!

〈『機龍警察 白骨街道』内容紹介〉

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迫真の報道×警察小説『ダークナンバー』続篇、登場!

迫真の報道×警察小説『ダークナンバー』続篇、登場!

横正賞作家・長沢樹氏のヒット作、『ダークナンバー』の続篇にあたる『イン・ザ・ダスト』が刊行されました! 長沢氏のデビュー10周年にあたる作品です。

警察組織になじめない心理分析官・渡瀬敦子と、報道局で異端とされながらも記者魂をもってあがく土方玲衣が奇妙なタッグを組み、関東近郊を震撼させる連続凶悪犯罪に挑む「警察×報道小説」。

『イン・ザ・ダスト』
長沢 樹
本体1000円+税
ハヤカワ文庫JA

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10周年記念〈機龍警察〉オフィシャル・ガイド

10周年記念〈機龍警察〉オフィシャル・ガイド

2010年にスタートした大河警察小説シリーズ〈機龍警察〉。今年は、シリーズ開始&月村了衛氏の小説家デビュー10周年にあたります。10周年を記念して、ミステリマガジン(奇数月25日発売)では、最新長篇『機龍警察 白骨街道』を連載。そして12月3日には、吉川英治文学新人賞受賞のシリーズ第3作『機龍警察 暗黒市場』(上・下)をハヤカワ文庫から刊行しました。初めての方にもぜひ手に取って、この今世紀最大の警

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柴田よしきが放つ本格サスペンス決定版『青光(ブルーライト)』解説公開!

柴田よしきが放つ本格サスペンス決定版『青光(ブルーライト)』解説公開!

 そのプロフェッショナリズム溢れる手数の多さと繊細で力強い筆致から紡がれるリーダビリティの高い文章に定評がある、柴田よしき、渾身の本格サスペンスがハヤカワ文庫より刊行された。『青光(ブルーライト)』は、数々の伏線が回収され、何度もだまされる、ミステリの快楽に満ちた作品だ。本記事では、刊行を記念し、文庫解説を公開し、作品の魅力をお伝えしたい。

『青光(ブルーライト)』
柴田よしき
ハヤカワ文庫JA

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特集『コールド・コールド・グラウンド』⑤ 発見された奇妙な死体の謎とは?

特集『コールド・コールド・グラウンド』⑤ 発見された奇妙な死体の謎とは?



大好評発売中の『コールド・コールド・グラウンド』より、前回の試し読みの続きを掲載いたします。

(承前)
「なるほど。場所は?」
「バーン・フィールド。テイラーズ・アベニューのそばだ。知っとるかね?」
「あい。警部は現場ですか?」
「今はフェアリーマウントのレディのお宅で電話を借りてる」
「レズのウケ(フェアリーレディ)、ですか?」
「いいからさっさと来い、馬鹿たれが」
「十分で行きます」
 

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特集『コールド・コールド・グラウンド』④――音楽が聴こえてくるミステリだ【評者:糸田屯】

特集『コールド・コールド・グラウンド』④――音楽が聴こえてくるミステリだ【評者:糸田屯】



大好評発売中のエイドリアン・マッキンティ『コールド・コールド・グラウンド』のレビューを掲載! 今回はライターの糸田屯氏に、本書を彩るミュージックの切り口から語っていただきました! 作中のマニアックな音楽嗜好から垣間見える、ショーン・ダフィの個性とは?

今の俺に必要なのは? レッド・ツェッペリン、アンダートーンズ、ザ・クラッシュ、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、AC/DC、モーター

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