ハヤカワ・ミステリ

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この名探偵、クセが凄すぎる!? 『生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人』訳者あとがき公開

昨年シリーズ第一作『生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者』が邦訳刊行後、そのあまりに個性的な主人公の描写で日本のミステリ読者に強烈なインパクトを残した〈生物学探偵〉シリーズ。その第二弾『生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人』が今月発売となりました。前作でも警察から証拠品を盗み出すなど破天荒な行動が目立ったセオ・クレイは、今回さらにパワーアップ。いきなりバーチャル・リアリティ空間から登場してテロを阻止した

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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失意の探偵が、起死回生の勝負に打ってでる――。原尞氏推薦。ウォルター・モズリイ『流れは、いつか海へと』の魅力とは。

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アメリカの探偵小説界の巨匠、ウォルター・モズリイ。本年度のアメリカ探偵作家クラブ賞の最優秀長篇賞に輝いた『流れは、いつか海へと』はクラシックな探偵小説であり、胸が熱くなるひとりの人間の物語だ。
「これが、人生を描くということだ」――そう原尞氏も推薦コメントを寄せている本書の魅力とは? 田村義進氏による訳者あとがきを公開する。

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 1991年、『

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三つ編み』です。
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『元年春之祭』クロス・レビュー第2弾! 「文章の美しさ、端正さ」――立原透耶

前回に引き続き、現在発売中の「ミステリマガジン」11月号に掲載されている『元年春之祭』クロス・レビューより、中国文学研究家・作家の立原透耶氏にご執筆いただいたレビューを特別掲載いたします。

文章の美しさ、端正さ

立原透耶(中国文学研究家・作家)

 待望の日本語訳、日本での出版である。これほど期待され、またこれほど望まれた中華ミステリ作家(それも大陸)はそういないのではないか。陸秋槎、一九八八

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ザリガニの鳴くところ』です。
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『元年春之祭』クロス・レビュー第1弾! 「二人の少女がぶつかり合い推理する優れた青春本格ミステリ」――千街晶之

現在発売中の「ミステリマガジン」11月号に掲載されている『元年春之祭』クロス・レビューより、文芸評論家・千街晶之氏にご執筆いただいたレビューを特別掲載いたします。

二人の少女がぶつかり合い推理する優れた青春本格ミステリ

千街晶之(文芸評論家)

 中国、台湾、香港といった中国語圏のミステリが「華文ミステリ」の名称のもとに注目を集めていることは、本誌の読者には今更説明するまでもないだろう。このた

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ありがとうございます!今日のおすすめは『三体』です。
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『紳士と猟犬』/インド奥地で詩人を捜せ! 虎を狩れ! 異色の英国人バディの歴史冒険ミステリ、第一章を無料公開!

読書好きの軍人&猟犬の異名を持つ謎の「探偵」――異色の英国人バディが、19世紀インドの奥地で、消えた詩人の行方を追う! 

ハヤカワ・ミステリ文庫より好評発売中の『紳士と猟犬』(M・J・カーター/高山真由美訳)より、主人公ふたりの初遭遇を描いた第一章を公開!

第一章

カルカッタ、一八三七年九月

 かごが急に左に傾ぎ、わたしはまたも吐き気の波に襲われた。冷たい空気が流れこんでくることを空しく期

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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