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意味を貪欲に求める、小さな二つのボール 『ヒトの目、驚異の進化』書評 by 伊藤亜紗(美学者)
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』などの著作があり、今年2月に発足した東京工業大学「未来の人類研究センター」のセンター長を務める美学者は、マーク・チャンギージー『ヒトの目、驚異の進化』をどのように読んだのか? 伊藤亜紗さんによるレビューをお届けします。
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生物の体には経緯がある。私があたりまえのようにやっていることも、そこに「なぜ」と疑問の光をなげかけてみると、何十万年、何百万年の
ミステリが読みたい!2021年版ベスト10発表!!斜線堂有紀『楽園とは探偵の不在なり』2位、ディーリア・オ-エンズ『ザリガニの鳴くところ』3位ランクイン。
どこよりも早い年間ミステリ・ランキング、ミステリが読みたい!2021年版特集のミステリマガジン2021年1月号が刊行されました。
今年のミステリ・ランキングはドラマチックです。
海外篇は――昨年に続きあの作家がまたもや栄誉に! !
国内篇は――まさに“著者入魂の一作"が栄誉に! !
書評家、作家、翻訳家、書店員といったミステリ読みのプロフェッショナルに、海外作品・国内作品のベスト10を選出いただ
「バディが良き」「泥沼的SFエンタメ」「この国のAI開発への憂いを交えて描かれる至近未来感が日本のSFって感じ」竹田人造『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』の感想ツイートをまとめました。
スネークとリキッドをオタコンにしたメタルギアソリッドのような爆裂展開の盛り上がり
機械学習とセキュリティの言葉と議論がバトルもの文脈に乗って無限に出てくる……
Googleの闇AIエンジニアとバトルファックする(うそです)ところがセクシーながら孤独に寄り添っててよかった
天才技術者が更に高みに行って自分は天才じゃなかったと打ちのめされ、遊園地の落ちた王になる場面があるのでそういうの好きな方に
2021年2月19日映画公開決定! 『夏への扉』〔新版〕書影解禁。
タイムトラベル小説の不朽の名作、ロバート・A・ハインライン『夏への扉〔新版〕』(福島正実訳)を12月3日(木)に発売します。この〔新版〕は、山﨑賢人さん主演の映画化に合わせて、訳語、表現などをアップデートしたもの。2021年2月19日に全世界初の映画化作品の公開を控え、生まれ変わった本作。今回は新しくなったカバーを公開します!
ピートとダンの後ろ姿が愛らしい素敵なイラストは、まめふくさん。デザ
北極圏の洋上都市にやってきた、獣を連れた女の目的は? 米SF最注目の作家・ミラーの『黒魚都市』を読みのがすな!
アメリカSF最注目の作家、サム・J・ミラーの本邦初の長篇となる『黒魚都市』が新☆ハヤカワ・SF・シリーズより刊行されました。本作はすぐれた英語で書かれたSFを対象としたジョン・W・キャンベル記念賞受賞作品です。本頁では、SF翻訳業山岸真氏による解説を再録いたします。
解説
SF翻訳業 山岸 真
本書の作者サム・J・ミラーは、2010年代に頭角をあらわしたアメリカのSF作家の中でも最注