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自分の人生を取り戻せ──『ファイト・クラブ』解説(都甲幸治)
映画版公開から20年を経て文庫版の重版が決定したチャック・パラニューク『ファイト・クラブ』。本書の巻末に収録されているアメリカ文学研究者・翻訳家の都甲幸治氏による解説を公開いたします。
『ファイト・クラブ』
チャック・パラニューク/池田真紀子訳
最近、君は自分が生きていると心から感じているか。『ファイト・クラブ』でパラニュークが僕たちに突き付けるのはこの問いである。周りの人たちの言うことを聞
鈴木忠志が語る浅利慶太――「浅利慶太は演劇の未来を創れた」(悲劇喜劇9月号)
悲劇喜劇9月号では、没後一年をむかえた浅利慶太を総特集。
浅利慶太は、言わずと知れた劇団四季の創設者。演劇の裾野を日本全国に広げました。「キャッツ」「ライオンキング」などをご覧になった方や、自分の初めての演劇体験が劇団四季だという方も多いのではないでしょうか。
今回は、一九五〇年代にアヌイやジロドゥなどのフランス現代劇を上演し、寺山修司・谷川俊太郎などに新作戯曲を委嘱していた、前衛的な時代の浅利
◎没後一年◎劇団四季の創設者・浅利慶太とは何だったのか?(悲劇喜劇9月号)
悲劇喜劇9月号では、没後一年をむかえた浅利慶太を総特集。
浅利慶太は、言わずと知れた劇団四季の創設者。演劇の裾野を日本全国に広げました。「キャッツ」「ライオンキング」などをご覧になった方や、自分の初めての演劇体験が劇団四季だという方も多いのではないでしょうか。
今回は、一九五〇年代にアヌイやジロドゥなどのフランス現代劇を上演し、寺山修司・谷川俊太郎などに新作戯曲を委嘱していた、前衛的な時代の浅利
劇評『キネマと恋人』藤谷浩二×嶋田直哉/『悲劇喜劇』9月号より
演劇雑誌『悲劇喜劇』では、毎号、話題の舞台の劇評を対談形式で掲載。このたび、6月から7月にかけて上演された『キネマと恋人』の劇評をnote限定で公開します。
評者は朝日新聞社編集委員の藤谷浩二氏と、明治大学准教授の嶋田直哉氏。
(書影をタップすると、Amazonページにジャンプします。)
***以下、本文です***
──世田谷パブリックシアター×KERA・MAP『キネマと恋人』(世田谷パブリ
【試し読み】兄を殺された少年の復讐の行方を描く、ジェイソン・レナルズ『エレベーター』
(書影をクリックするとAmazonページへジャンプ)
兄を殺された少年ウィルは、復讐を遂げるため、銃を持ってエレベーターに乗り込む──
全米で10の文学賞・ベストブックに選出されたジェイソン・レナルズ/青木千鶴訳『エレベーター』。大きな特徴の一つは、リリックのような文体と斬新なレイアウト。テキストでの試し読みを公開いたします!
(画像版試し読み・作品紹介はこちら)
(池澤春菜さんによるレビュ