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これは遠い国の話、他人事だろうか――高福祉社会スウェーデンの知られざる現実とは。『地下道の少女』訳者あとがき(ヘレンハルメ美穂)
(画像はAmazonにリンクしています)
凍てつく冬のストックホルム。街の喧騒の中にひっそりとたたずむ教会を、謎めいた少女が訪れる。髪は乱れ、顔は汚れの層に覆われていて、強烈なにおいを放っている。長椅子に腰を下ろしたままじっと動かず、話しかけても反応しない。
時をさかのぼること約50時間。エーヴェルト・グレーンス警部の机の上には、進行中の捜査32件の資料が積んである。そこに飛びこんできた
自分の頭で考え、行動するために。『問題解決力がつく数学プロブレム』に挑戦(第6問問題篇)
弊社から刊行されたばかりの『問題解決力がつく数学プロブレム』(オリヴァー・ローダー編、熊谷玲美訳)より、珠玉の難問の数々をご紹介しております。私が愛読する『Q.E.D.iff ―証明終了―』の天才燈馬君なら瞬殺かもしれませんが、なかなか手ごわいですよ。解ければもちろん気分爽快ですが、あれこれ考えるだけでも身になることうけあいです。
では、第6問を紹介しましょう。こちらです。
第6問 スマートフ
「なによりも素晴らしいのは、そのアクションの密度だ!」『殺し屋を殺せ』シリーズ最新刊、北上次郎解説
『悪魔の赤い右手 殺し屋を殺せ2』
クリス・ホルム/田口俊樹訳
解説/北上次郎(文芸評論家)
クリス・ホルムの前作『殺し屋を殺せ』が翻訳されたのは2016年だが、その年の「翻訳ミステリー・ベスト5」(小説推理2017年2月号)で、この作品を私は年間3位に選んでいる。ちなみに、そのときのベスト5の書名はこうだ。
1 『狼の領域』C・J・ボックス
2 『終わりなき道』ジョン・ハート
日本経済新聞2月23日書評欄にて紹介されました! 『人類との遭遇』、長谷川眞理子氏による巻末解説
人類の起源は、科学者ならずとも大きな興味の的。いまも日進月歩で最新学説が変化し続ける、ホットな分野です。昨年12月に弊社が刊行した『人類との遭遇』(イ・サンヒ&ユン・シンヨン、松井信彦訳)は韓国では珍しい人類学者と、韓国のサイエンス・ライターによる人類学の入門書ですが、じつは著者は日本とも浅からぬ縁の持ち主。その本書を日本の第一人者が紹介する、興味深い文章をご一読ください。
『人類との遭遇』解説
お待たせしました! 新刊発売中、『問題解決力がつく数学プロブレム』に挑戦(第5問解答篇)
はやぶさ2号のタッチダウン、快挙です。なにせ3億キロの彼方ですからね。この驚嘆すべきテクノロジーも、ロジックの基盤なくしてはありえません。2月20日に発売となった弊社刊、『問題解決力がつく数学プロブレム』のなかから、そうした論理力養成につながる興味深い「難問」をいくつか紹介しています。
さて、先に問題のみお知らせしました、第5問「予算10億ドルの宇宙競争戦略」の解答をご紹介しましょう。こちらです
みんなは何冊読んだ?『SFが読みたい!』ベストSFランキング2018
2月上旬発売の『SFが読みたい! 2019年版』で発表された、プロの投票で決まる2017年のベストSFランキングを特別公開します。(各タイトルはAmazonへリンクしています)
BEST SF 2018[国内篇]1『零號琴』飛浩隆/早川書房…512
2『文字渦』円城塔/新潮社…274
3『破滅の王』上田早夕里/双葉社…186
4『ハロー・ワールド』藤井太洋/講談社…181
5『ランドスケープ