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こんなに切ない役に今後出会えるだろうか。――井上芳雄 『アルカディア』(トム・ストッパード作)訳者あとがき公開!
訳者あとがき 小田島恒志(英文学・翻訳)
一九九三年、ロンドンのナショナルシアターで『アルカディア』が上演されるや、評判が評判を呼び連日大入りとなり、数々の演劇賞に輝いた。それだけではない。劇場に併設されているブックショップの上演台本(戯曲)売り上げ部数記録を塗り替えたのだ。これはつまり、多くの観客が「見て面白かった、けど、よくわからなかった。読んで確かめたい」と思ったことを意味している。
「オリヴァー・サックスの著作を読むたびに気になっていたことがある」『幻覚の脳科学』精神科医・春日武彦文庫解説
(書影はAmazonにリンクしています)
宙を舞う青いハンカチや楽譜、体長15センチの小人、光り輝く幾何学模様。話し声や音楽、悪臭、失った手足の感覚——現実には存在しないものを知覚してしまう「幻覚」。これらの多くは狂気の兆候などではなく、脳のメカニズムを解明する上で貴重な手がかりとなる現象であることを、脳神経科医サックス先生が豊富な実例を挙げながら解説してくれる『幻覚の脳科学』(大田直子訳
ジェイソン・マシューズ原作「レッド・スパロー」 3月30日いよいよ公開!
今週金曜日(3月30日)に迫った映画「レッド・スパロー」公開を記念して、発売中の「ミステリマガジン」掲載の記事をご紹介します。
ボリショイ・バレエ団のプリマ、ドミニカ(ジェニファー・ローレンス)は、脚を骨折し、ダンサーとして再起不能になる。
病気の母を抱えて途方に暮れる彼女を助けたのは、ロシア情報庁幹部の叔父ワーニャ(マティアス・スーナールツ)だった。ワーニャは援助の条件として、彼女をハニ
原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、最終章(第36章)
ミステリ界の生ける伝説・原尞。
14年間の長き沈黙を破り、ついに2018年3月1日、私立探偵・沢崎シリーズ最新作『それまでの明日』を刊行しました。
刊行を記念して早川書房公式noteにて、シリーズ第1作『そして夜は甦る』を平日の午前0時に1章ずつ公開しています。連載は、全36回予定。
本日はいよいよ最終章の第36章を公開。
前章はこちらから
これまでの連載まとめ読みはこちらから
『そして夜
原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載、第35章
ミステリ界の生ける伝説・原尞。
14年間の長き沈黙を破り、ついに2018年3月1日、私立探偵・沢崎シリーズ最新作『それまでの明日』を刊行しました。
刊行を記念して早川書房公式noteにて、シリーズ第1作『そして夜は甦る』を平日の午前0時に1章ずつ公開しています。連載は、全36回予定。
本日は第35章を公開。
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これまでの連載まとめ読みはこちらから
『そして夜は甦る』(原尞)