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それなりに反響があったので連載になりました。いけるところまでいってみましょう。「ポスト真実」時代を予言したと話題のジョージ・オーウェル『一九八四年』(第一部-2、高橋和久訳、ハヤカワepi文庫)、無料公開002。
『一九八四年[新訳版]』ジョージ・オーウェル/高橋和久訳
(ハヤカワepi文庫より好評発売中! お買い求めは全国書店にて)
第一部-1はこちらから。
第一部
2
ドアのノブに手をかけながら、ウィンストンは日記をテーブルの上で開きっぱなしにしていたことに気づいた。一面に〝ビッグ・ブラザーをやっつけろ〟と書いてあり、しかも部屋の端からでも読めるくらいの大きな字である。とんでもなく愚かな
主人公の仕事は文書改ざん。ジョージ・オーウェル『一九八四年』(第一部-1)冒頭公開001
『一九八四年[新訳版]』
ジョージ・オーウェル/高橋和久訳
第一部
1
四月の晴れた寒い日だった。時計が十三時を打っている。ウィンストン・スミスは不快な風を避けようと顎を胸に埋めるようにしながら、ヴィクトリー・マンションのガラス製のドアを素早く通り抜けた。素早くとは言っても、砂埃の渦が自分について入ってくるのは防ぎようがない。
玄関ホールは茹キャベツとぼろぼろになった古マットの匂
今の働き方に満足していますか? 今の働き方でこれからも通用する?――インタビュー集『これからの僕らの働き方』(1月24日発売)編者・横石崇「まえがき」先行特別公開
なぜ、あなたの働き方が変わらないのか?
「会社のやることなすことが時代錯誤でついていけない」「働かないおじさんがいっぱいいる」「飲みニケーション、たばこミュニケーションばかり」「生産性のない会議、終わらない会議」「サービス残業、パワハラが当たり前の職場」「上が詰まってキャリアアップも給料アップも望めない」「会社を変えたいのに冷めきった社内の空気」「仕事は丸投げ、PDCAを回せ、としか言ってこない