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10月刊『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』(ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳)早川書房社員からのコメントをご紹介✨

早川書房から、ゲーム制作に青春をかけた二人の友情の物語『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』(ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳)を10月4日→10月6日(金)【発売日が変更になりました】に刊行します。
著者は、『書店主フィクリーのものがたり』では小さな島の書店を舞台にし、本屋大賞翻訳小説部門を受賞したガブリエル・ゼヴィン。『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー』では一転、ゲームクリエイターの世界を描きます。早川書房が贈る、2023年最高の翻訳エンタメ小説です。

刊行に先駆けて本書を読んだ早川書房社員から、絶賛コメントが届いています📚
本記事ではその中から一部をご紹介します✨

▼早川書房社員からのコメント

生きていれば辛いこと、うまくいかないことだらけだし、好きなことを仕事にしていてもやめたくなることもある。それでも一緒に闘ってきた仲間がいれば、いつかは立ち直れるし、やり直せる。セイディとサムの絆に、私たちも明日を頑張る勇気がもらえる、そんな素敵な物語です。
編集担当・吉見世津より
誰かと一緒にひとつのことを成し遂げる時には、楽しいことだけでなく苛立ちや葛藤が伴い、2人の間を引き裂くこともある。でも、相手のことを考え続けた時間が強い絆を生み、自分にとってかけがえのない存在となる。それって本当に素敵なことなんだと、セイディとサムが教えてくれた。
担当営業・鈴木愛加より
スーパーマリオから始まる物語。ゲーム好き、ゲーム制作に関わる人達に読んで欲しい。ゲームをプレイすること、作ることは青春であり愛である!!
営業部・勝間 準より
友情の難しさ、マイノリティであること、クリエイターとしての苦悩… 人生いろいろあるけれど、だからこそ最高にキラキラした青春小説。読み終わった時、寂しくて仕方がなかった。だけどゲームのリプレイボタンを押すみたいにページを開けば、またいつでも彼らに会える。
営業部・中野美月より
ゲームが好き…じゃなくても、小説でも、絵でも、音楽でも、料理でも、誰かの(自分の)ために何かを作ったことがある人みんなに読んで欲しい本です。ラストシーンを読み終えた時、この物語のタイトルがゆっくりと胸にしみてきます。
プロモーション担当・田中文恵より
何度だってやり直せる。それは幸いのようで、実は呪いになることもある。それでもやり遂げたいものがあり、一緒に成し遂げたい誰かがいること。サムとセイディを見ていると、そのかけがえのなさが胸に迫って、私も何度だってやり直そうと思えた。
プロモーション担当・中野志織より

本書を読者のみなさまにお届けできるのが今から楽しみです……!
発売まで今しばしお待ちください📚

◆あらすじ

 セイディはゲーム作りを学んでいるMITの学生。才能はあるものの、なかなか周囲からは理解されない。ボストンでのある寒い冬、セイディは幼馴染でハーヴァード大学に通っているサムに再会する。二人は昔、サンフランシスコの病院の待合室で一緒に〔スーパーマリオブラザーズ〕をプレイした仲だった。セイディのゲーム制作の天賦の才を見抜いたサムは、一緒にゲームを作ろうと彼女を誘う。苦労の末、二人ではじめて完成させたゲーム〔イチゴ〕は瞬く間に成功を収め、二人は一躍ゲーム界の寵児となる。
 だが、自分の作りたいゲーム作りをしたいセイディと、商業面でのプロモーションに長けたサムは、次第に溝を深め、すれ違いを重ねていき二人の仲は雲行きが怪しくなっていく。
 そんな中、セイディとサムをある悲劇が襲うが……。

 ゲーム作りを通してつながる男女の三十年以上にわたる、ロマンスではない最高にエモーショナルな奇跡の物語。

◆著者紹介

ガブリエル・ゼヴィン
1977年生まれ。ハーヴァード大学卒。2005年『天国からはじまる物語』で作家デビュー。2014年に『書店主フィクリーのものがたり』を刊行。数カ月にわたってニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにランクインし、40以上の言語に翻訳され、2016年には日本で、本屋大賞の翻訳小説部門の第1位を受賞した。2022年に発表した本作『トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー(原題:Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow)』は、サンデー・タイムズのトップ10ベストセラーに入り、Amazonの2022年のベストブックに選出され、2023年の現在も毎週ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りをしている。

Photo © Hans Canosa(禁転載)

◆訳者紹介

池田真紀子
翻訳家。上智大学卒業。訳書にE L ジェイムズ『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、チャック・パラニューク『ファイト・クラブ〔新版〕』『サバイバー〔新版〕』、アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング〔新版〕』(以上早川書房刊)、アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』(光文社古典新訳文庫)、ジェフリー・ディーヴァー『スキン・コレクター』、ミン・ジン・リー『パチンコ』(文春文庫)ほか多数。

◆書誌情報

タイトル:トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)
著訳者:ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳
予価:2,530円(税込)
発売日:2023年10月4日(予定)10月6日(金)に決定
判型:四六判並製
著者既刊『書店主フィクリーのものがたり』はこちらからどうぞ!


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