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ゲーム制作に青春をかけた二人の友情の物語『トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)』(ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳)10月4日発売のお知らせ

早川書房から、ゲーム制作に青春をかけた二人の友情の物語『トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)』(ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳)を10月4日に刊行します。
著者は、『書店主フィクリーのものがたり』では小さな島の書店を舞台にし、本屋大賞翻訳小説部門を受賞したガブリエル・ゼヴィン。『トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)』では一転、ゲームクリエイターの世界を描きます。早川書房が贈る、2023年最高の翻訳エンタメ小説です。ぜひお楽しみに!


◆あらすじ

 セイディはゲーム作りを学んでいるMITの学生。才能はあるものの、なかなか周囲からは理解されない。ボストンでのある寒い冬、セイディは幼馴染でハーヴァード大学に通っているサムに再会する。二人は昔、サンフランシスコの病院の待合室で一緒に〔スーパーマリオブラザーズ〕をプレイした仲だった。セイディのゲーム制作の天賦の才を見抜いたサムは、一緒にゲームを作ろうと彼女を誘う。苦労の末、二人ではじめて完成させたゲーム〔イチゴ〕は瞬く間に成功を収め、二人は一躍ゲーム界の寵児となる。

 だが、自分の作りたいゲーム作りをしたいセイディと、商業面でのプロモーションに長けたサムは、次第に溝を深め、すれ違いを重ねていき二人の仲は雲行きが怪しくなっていく。

 そんな中、セイディとサムをある悲劇が襲うが……。

 ゲーム作りを通してつながる男女の三十年以上にわたる、ロマンスではない最高にエモーショナルな奇跡の物語。

◆著者紹介

ガブリエル・ゼヴィン
1977年生まれ。ハーヴァード大学卒。2005年『天国からはじまる物語』で作家デビュー。2014年に『書店主フィクリーのものがたり』を刊行。数カ月にわたってニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにランクインし、40以上の言語に翻訳され、2016年には日本で、本屋大賞の翻訳小説部門の第1位を受賞した。2022年に発表した本作『トゥモロー・アンド・トゥモロー(原題:Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow)』は、サンデー・タイムズのトップ10ベストセラーに入り、Amazonの2022年のベストブックに選出され、2023年の現在も毎週ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー入りをしている。

Photo © Hans Canosa(禁転載)

◆訳者紹介

池田真紀子
翻訳家。上智大学卒業。訳書にE L ジェイムズ『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、チャック・パラニューク『ファイト・クラブ〔新版〕』『サバイバー〔新版〕』、アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング〔新版〕』(以上早川書房刊)、アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』(光文社古典新訳文庫)、ジェフリー・ディーヴァー『スキン・コレクター』、ミン・ジン・リー『パチンコ』(文春文庫)ほか多数。

◆書誌情報

タイトル:トゥモロー・アンド・トゥモロー(仮題)
著訳者:ガブリエル・ゼヴィン/池田真紀子訳
予価:2,530円(税込)
発売日:2023年10月4日(予定)
判型:四六判並製

著者既刊『書店主フィクリーのものがたり』はこちらからどうぞ!


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