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ちょっと信じられないような小説。『ここはすべての夜明けまえ』刊行予告【3/6発売】

間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』が単行本で3月6日に刊行されます。第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。

「まだ世に出せるかどうかもわかりませんけど、ちょっと信じられないような小説と出逢ってしまった」
――2023年6月13日の午後9時44分、初めて本作を読み終えた直後のツイート。同日深夜、ハヤカワSFコンテスト2次選考の担当をしていた私は、担当範囲の講評をこう書きました。「ぶっちぎりで今回のベスト。この書き方に挑んで成功させてしまうのはちょっと尋常ではない。こういう切実さを評価するために公募賞はあるのだと思う」。小説の仕事を始めて10年、ハヤカワSFコンテストでこんな作品に出会うことになるとは、夢にも思いませんでした。何もかも手遅れで、破綻していて、だからこそ優しさに溢れた語り口。SF新人賞としての評価軸を超えて、これほどまでに「刺さるかどうか」だけを問うてくる投稿作は初めてです。
第11代SFマガジン編集長 溝口力丸

早川書房・3月の新刊案内より

本作は刊行に先がけて、昨年末発売のSFマガジン2月号に全文掲載。先読みした読者の皆様や、業界の方々からも多大な反響をいただいています。

SFマガジン2024年2月号

【作品あらすじ】
2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、身体が永遠に老化しなくなる手術を受けるときに提案されたことだった。

発売日:2024年3月6日
装幀:名久井直子/装画:北澤平祐
四六判単行本
ISBN:978-4-15-210314-7

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【全国書店員の皆様へ】

ご希望の書店員様へ、本作の全文を掲載した小冊子と特別リリースをお送りしました(2/8追記:締め切りました)。いただいた感想の一部を後日紹介させていただきます!






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